中学受験をしたいけど、塾には行きたくない。習い事を続けながら、受験勉強をしたい。
私も塾に通いたくないという娘の中学受験をどうしたらよいのかと悩んでいました。
塾なしで中学受験を目指すにはどんな勉強方法がいいのか。考え始めてから3ヶ月以上。やっと我が家での勉強法が見えてきましたので、ご紹介したいと思います。
お子さんの性格、親の時間的な余裕などそれぞれのご家庭で違うと思いますので、ひとつの例としてご覧いただけたらうれしいです。
2022年1月21日追記
算数のみ個人指導塾でお世話になることになりました。国語・理科・社会は塾なし中学受験を続ける予定です。
それでは、娘が通塾しない理由からはじめます。
娘が通塾しない理由
娘が塾に通わない3つの理由
- 長時間の塾は体力的に自信がない
- 聴覚過敏の症状があり通塾が心配
- 得意不得意の差が大きい
長時間の塾は体力的に自信がない
学校からの帰宅後に疲れてしまうこともあり、娘本人が通塾する体力がないと言っています。
たしかに帰宅後ソファで横になっている日もあるので、もう少し体力がつくまで様子を見たいと思います。
聴覚過敏の症状があり通塾が心配
娘には聴覚過敏があり、苦手な音がいくつかあります。特にバイクの音はとても怖がってしまい、立ちすくんでしまうこともあります。とても音が大きく聞こえるので、耳を押さえないと怖いそうです。
塾までの道はバイクが多いので、親としては今の状況では通塾は避けたほうがよいと考えています。
成長とともに聴覚過敏の症状も変化してきているので、症状が軽くなれば塾通いの可能性もあるかもしれません。
得意不得意の差が大きい
個別塾だったら、不得意科目への対応もしてもらえるかなとも思ったのですが、4年生のうちは塾なしで様子を見ることにしました。
上記の3つの理由から我が家では、今後の通塾の可能性も視野に入れながら自宅学習を進めることにしました。
続いて、塾なしで中学受験を目指すこととした我が家が使っている教材についてご紹介します。
塾なし中学受験勉強で使っている教材やサービス
- 四谷大塚の予習シリーズ
- スタディサプリ
- 市販の参考書
我が家では、メイン教材は予習シリーズ、サブ教材はスタディサプリを使用しています。
予習シリーズは国算理社の4科目、スタディサプリは算数と理科のみ活用しています。
※予習シリーズの国語は娘には難しすぎたため、4年下期からは算数、理科、社会の3科目へ変更しています。なお、国語は市販の問題集「論理エンジン」を使っています。(2021年10月追記)
自由自在などの市販の参考書も用意しており、娘はすき間時間に読んでいます。娘は勉強しているというより読書の時間と認識しているようです。たまにクイズをだして答えられるかを確認するようにしています。
スタディサプリの活用の仕方については、こちらでもご紹介しています。
我が家の塾なし中学受験勉強法
我が家では娘の性格や状況を踏まえ、勉強法を模索してきました。
決して勉強が好きなタイプでもなく、要領が良いタイプでもない娘。色々な方法を試行錯誤しながら、我が家の勉強法が見えてくるまで3ヶ月もかかりました。
お子さんのタイプによってはあまり参考にならないかもしれませんが、ひとつでもヒントを見つけていただけたら、うれしいです。
【我が家の勉強法】
- 不得意、苦手な科目を確認する
- 苦手科目は少ない量で繰り返し学習する
- 楽しいx得意科目はできる限りひとりで取り組む
- アウトプットの時間を意識して作る
【小4の娘の性格や様子】
- 得意/不得意の差が大きい
- 聴覚過敏がある
- 勉強より遊びが大好き
- 勉強時間が長いのは耐えられないらしい!?
- 反抗期に突入
- 間違いを指摘されるのが嫌い
- 勉強したことを親に説明することが大好き
- 小1からの通信教育で家庭学習の習慣は身についている
- 負けず嫌い
少しでも娘と似ている性格をお持ちのお子さんには、何か参考になるかもしれません。
それでは、解説していきます。
不得意、苦手な科目を確認する
感覚的にはなりますが、娘本人に各科目の「得意度」と「楽しい度」を聞いて、4象限のグラフにしてみました。
実際にグラフで見える化してみると、子ども自身の肌感覚ではあるものの、得意度や楽しさ度を知ることができました。
我が家の場合、学習で重点を置くのは「算数」です。(左下の象限に位置する科目)
本人が得意で、楽しく勉強している「理科」は、子どもが自主的に取り組んでくれる可能性があります。
「理科」は、親である私がずっと隣に付き添わなくても良さそうです。
お子さんの隣にずっと付き添っていることは現実的に難しいですよね。そんなときにひとつでもお子さん自身がひとりで進められる科目があると親の負担感が違ってきます。
苦手科目に少ない量で繰り返し学習する
苦手科目にじっくりと向き合うことができるのは、塾なしのメリットだと感じています。
例えば算数が苦手といっても、詳しく確認してみると「かけ算」は得意だけど、「割り算」が苦手といったように苦手科目の中にも得意、不得意が混在していることは多いですよね。
我が家では、苦手科目の中でも苦手な内容は少ない量を繰り返し学習するようにしています。
楽しいx得意な科目はできる限りひとりで取り組む
本人が楽しく取り組めていて自信のある科目は、できる限りひとりで取り組んでもらうようにしています。
はじめは4科目全てで勉強する娘に付き添っていたのですが、私の仕事が止まってしまい、私自身に余裕がなくなってしまいました。
そこで楽しいx得意な科目を子どもひとりで進めてもらうことにしました。
得意な理科は自分で進められるかな?
うん。理科だったら大丈夫。たぶんママより詳しいよ(笑)
2階で仕事をしているから、何かわからないことがあったら呼んでね!
はーい!
共働きだと子どもに付き添える時間が限られているので、お子さんがひとりでできそうな科目を見つけておきましょう。
アウトプットの時間を意識して作る
我が家の娘は、自分が知っていることを人に説明するのが大好きです。
女の子に多いタイプかもしれません。
このタイプの子におすすめなのが、子どもが自分の中の知識をアウトプットできる時間を作ることです。
親は聞き役(生徒役)に徹します。「こんなことも知らないの?」と時にはバカにされながらも、子どもの理解度を知ることができる大切な時間になります。
週末は娘が作ったテストを親が解くという不思議な時間を作っています。
問題を作るのも、解答の解説をするのも、本当に理解していないとできないんですよね。
だからこそ、実際に娘に取り組んでもらうことで娘がどのくらい理解できているのかを知るよい機会となっています。
説明大好きなお子さんには、おすすめな勉強法のひとつです。
まとめ
5年生、6年生になると内容が段々難しくなると思うので、通塾も含め勉強方法を見直すことが必要になってくるかもしれません。
いざ通塾するときに困らないように、現在は塾でも使っている「予習シリーズ」をメインに勉強をしています。
塾なしはスケジュール管理が大変な一方、どの科目にどのくらい時間をかけるのかを自由に決められます。
勉強の分量や勉強内容を自由に設定できるのは、塾なし中学受験のメリットです。
そして通塾せず自宅で勉強していて感じる一番のメリットは子どもの理解度を把握できることです。一番のデメリットは、親の時間が子どもの勉強管理に割かれてしまうので、親のひとり時間が少なくなってしまう点です。
塾なしの中学受験は、親にはそれなりの覚悟が必要と自分に言い聞かせています。