小学生の家庭学習でやる気を出させる方法はあるの?
勉強には子ども本人のやる気が不可欠です。わかってはいるけど、子どものやる気を引き出すのに苦労している親は多いのではないでしょうか。
親ができるちょっとした工夫で子どものやる気がアップしたらうれしいですよね。小学4年の娘に効果のあった方法を11個ピックアップしました。

ひとつでも参考になる方法があったら、うれしいです。
【やる気アップ大作戦!親ができるちょっとした工夫11選】
- 子どもに自分で予定を立ててもらう
- 子どもが楽しめる教材を選ぶ
- 親が勉強をはじめる
- 声かけの言葉を変えてみる
- カワイイ花まる・イラスト・メッセージを手書きする
- ご褒美を用意する
- ゲーム好きな子には「ステージクリア」「進化」「ボス戦」が効く
- テストの点数にはふれず、回答の中身を褒める
- 集中できる環境づくり
- 集中できない日は無理せず週末にまわす
- 子どもに聞かれるまで口出ししない
親ができるちょっとした工夫11選
それでは、我が家でやる気アップの効果があった親ができるちょっとした工夫を11個ご紹介します。
子どもに自分で予定を立ててもらう
家庭学習をはじめた当初から子ども自身に予定を立ててもらうのは難しいですが、家庭学習の習慣がついてきたら、少しずつ子どもに自分で予定を立ててもらうことをオススメします。
自分で予定を立てることで、自分で決めたことだからという責任感が芽生え、予定を実行しようとします。
【我が家の例】
幼い面がある我が家の娘ですが、小学4年生になってから自分で予定を立てはじめています。
親が2週間分の勉強の内容を書き出し、1日のタイムスケジュールは娘が決めています。
勉強する内容を簡単に書きだしています。
下図の赤枠のように、「勉強」と「自由時間」を1セットで予定を組み立てています。
「勉強」が先か「自由時間」が先かで、もめたこともありましたが、子どもが自分で予定を立てるようになってから親子のケンカが少なくなりました。
上の予定では自由時間がかなり多い印象ですが、現在はこのようなスケジュール感で家庭学習を継続しています。
子どもが楽しめる教材を選ぶ
家庭学習の教材は、ぜひ子ども目線で選んでみてください。
「これだったら楽しそう!」「これだったらできそう!」と子どもが思える教材を探してみましょう。
親はどうしても「これくらいできるようになってほしい」という期待をこめて教材を選びがちです。親の視点で選んだ教材は、子どもにとっては「難しそう…」「つまらなそう…」と思われてしまいがちです。
はじめは子どもが好きなキャラクターのドリルからはじめるのもいいと思います。
親が勉強をはじめてみる
親が机に向かっていると子どももマネして勉強をはじめるようになる可能性があります。
私が集中して机に向かっていると、不思議と娘は私の隣に座り勉強をはじめることがあります。
仕事でなくても資格の勉強や読書でもいいし、日記を書いたり、家計簿をつけたりしてもいいと思います。お子さんの性格にもよるかもしれないのですが、親が机に向かっているとそんな親の姿を見て子どもも勉強をはじめてくれるかもしれません。
試してみる価値はあると思います。

「勉強しなさい!」と言うより、親がだまって机に向かうほうが我が家では効果がありました。
声かけの言葉を変えてみる
小学生の家庭学習では、親の声かけは必要です。そして親の声かけは、子どものやる気に大きく影響します。
子どもが勉強を自分からはじめなくても、親はイライラしないことが重要です。
残念ながら自分から勉強に取り組める子のほうが稀です。「子どもは自分から勉強しない」と期待しないでいると気持ちが楽です。
【我が家の例】
娘は勉強中にボーっとしていることが多く、私もつい「ボーっとしてないで勉強しなさい」と言ってしまうことがありました。もう本当に1日何回言ったかわかりません。親子でイライラしていました。
小学3年のある日、娘からこんなことを言われました。

ボーっとしてるように見えるかもしれないけど、ちゃんと考えてるよ。ママは何もわかってない。
考えているのに「ボーっとしてないで勉強しなさい」なんて言われたらイラっとしますよね。
この出来事以来、声かけの言葉を「今、どこを勉強しているの?」や「もし何かあったらいつでも言ってね」へと変えました。
我が家では声かけの言葉を変えてから、親子の関わりが大きく改善しました。
カワイイ花まる・イラスト・メッセージを手書きする
手書きのイラストやメッセージが好きな子が多いのではないでしょうか。
我が家の娘も赤ペン先生や学校の先生のイラストやメッセージが大好きです。
カワイイ花マルやイラスト、メッセージは、進研ゼミの赤ペン先生の採点や学校の先生の採点を参考にさせていただいています。
【小学生の先生が書いてくれるメッセージの例】
- もったいない!
- おしい!
- すばらしい
- あと少し。がんばれ!
- いいぞ!その調子!
- がんばっているね
- だんだん上手になってきている
先生のコメントは、子どものやる気を引き出してくれます。
絵心がない私も娘からのリクエストで、丸つけの際イラストを描くようになりました。
もう…、それはそれは見られないほどのひどい絵でしたが、それでも娘は喜んでくれました。
子どもに喜ばれると親もうれしいですよね。今はイラストのバリエーションを増やすことが目標です(笑)
イラストは、子育ての中でとても役立つなぁと今更ながらに思っています。
現在はかわいいイラストを学べる通信講座を調査中です。
イラストを学べる講座を調査しました。(2021/10/27追記)
ご褒美を用意する
ご褒美については賛否両論あると思いますが、私はご褒美は使い方次第でやる気アップへつながると考えています。小さなご褒美でも、子どものやる気はアップできると思います。
【我が家のご褒美のステップ】
ステップ1:日々の予定が達成できたら、シールを1枚貼る
ステップ2:シールが貯まったら、ご褒美をゲットできる
100円ショップで買った「できたねシール」を使っています。
シールが20枚たまったときのご褒美の例
外食(焼肉)をする、ポケモンセンターに行く、本を1冊買うなど
ゲーム好きな子にはゲーム用語を使ってみる
ゲーム好きな子には、ゲーム用語を使うとゲーム感覚で勉強が進みます。
娘もゲーム好きで、1日1時間ニンテンドーSwitchかPCゲームをしています。
【我が家の使用例】
問題集の応用問題や挑戦問題はやりたがらない娘の対応で困っていたときに咄嗟に口に出たのが、ゲーム用語でした。

難しくて無理。できない。

ラスボス登場! ボス戦やってみる?

えっ!?ボス戦!? 負けないぞ!
単純な娘は思いのほか乗ってきました。
この方法は毎回成功するわけではないけど、我が家では成功率は6割と高いです。
ゲーム好きな子が好みそうな言葉を勝手に選んでみました。
ちなみに我が家では効果があった用語です(笑)
- 攻略
- レベル
- キーアイテム
- セーブ
- ラスボス
ゲーム好きなお子さんをお持ちの方におススメな方法です。
テストの点数にはふれず、回答の中身を褒める
テストが返ってきたら、点数にはふれず子どもの書いた回答の中身を褒めるようにしています。
【我が家の失敗談】
小学校低学年の頃は100点を取ったら褒めていたのですが、100点を取れなかったときに子どもがテストを隠していたことがありました。
理由を聞いてみると「100点を取れなかったから恥ずかしかった」と言います。
70点の答案を恥ずかしそうにだしたときに、点数にふれずにいたら、「70点なのに怒らないの?」と聞いてきました。点数で褒めることはしてはいけないなと猛反省しました。
回答の中身はこんな感じで褒めています。
- 考えを上手にまとめられたね。
- とても読みやすい字が書けているね。
- 漢字のバランスがいいね。
- 最後の問題までがんばって解いたね
集中できる環境づくり
勉強の場所を2ヶ所作り、その日の気分で子どもに選んでもらいます。
また、勉強する場所には勉強に必要なもの以外は置かないことが大切です。
勉強する場所の周りだけは片づけておきましょう(笑)
【我が家の例】
我が家には、子どもが勉強しているときはテレビは消すというルールがあります。
勉強の場所は、リビングと私の仕事部屋です。
その日の気分で集中できそうな場所を選んでもらっています。

今日はどこで勉強する?

今日はママの仕事部屋で勉強したい。
我が家では勉強する机の上だけは片づけていますが、他の場所は荒れ放題です。
片づけができる親子になりたいです。
集中できない日は無理せず週末にまわす
「家庭学習は毎日同じ時間にすると習慣がつきやすい」と本で読んだことがあり、私が毎日勉強をすることにこだわってしまった時期がありました。
小学生の平日は思っているより忙しいし、子どもそれぞれ体力もちがうので毎日同じ時間という点に固執しなくてもいいと思います。
娘は週末に近づくにつれ疲れがたまってしまうので、集中できない日は無理せず宿題だけにしています。予定どおりできなかった分は週末にまわすなど無理をしないようにしています。
スケジュールが調整できるのも家庭学習のメリットなので、無理せずにお休みの日にまわしましょう。
子どもに聞かれるまで口出ししない
子どもに聞かれてもいないのに、「ここはこうやると解けるよ」と言っていませんか?
我が家の場合、夫が口出しをしてしまうタイプです。娘が考えている最中なのに、どんどん説明をはじめてしまいます。しかも子どもがまだ習っていないことも言い出すので、子どもが混乱して勉強を中断してしまったことがあります。
周りからのんびりな性格と言われる私でも、つい口出ししたくなってしまうことがあるので、気持ちはわかるのですが…。
でも、せっかくやる気になっている子どもへの影響を考えると、子どもから聞かれるまでは口出ししないでそっと見守ることが大切です。
子どものやる気を引き出すのは本当に大変だけど、やる気を下げるのって一瞬なんですよね。
私は口を出してしまいそうになったら、子どもと少し距離を取り意識して子どものほうを見ないようにしています。
まとめ
我が家で子どものやる気アップに効果があった親のちょっとした工夫11選をご紹介しました。
何かひとつでもお子さんのやる気アップに役に立てればうれしいです。
小学生はちょっとした工夫で勉強のやる気がアップすることもありますので、ぜひお試しください(o^―^o)