「自宅での学習にドリルを使いたいけど、たくさんあって何がいいのかわからない」という方に、我が家の失敗談を踏まえた小学生向け市販ドリル・問題集の上手な選び方をご紹介します。
私自身が本屋さんに行ってはたくさんのドリルを前に固まってしまい、最初の一冊を選ぶのにとても時間がかかりました。数多くの問題集が目に飛び込んでくると、もう何を選べばいいのか…、わからなくなりますよね。私ほどではないものの、本屋さんの問題集コーナーでドリル選びに困っているお母さん達をたくさん見かけました。
うわぁ、こんなにたくさんの問題集があるなんて💦
どうやって選べばいいの?
失敗はゼロにはすることは難しいかもしれないけれど、できれば問題集選びで失敗したくないですよね。私自身の失敗談がもしかしてドリル・問題集選びのヒントになるかもしれないと思い、この記事を書くことにしました。
私自身が何度も失敗しながら、発見したとっておきの選び方です。参考になればうれしいです。
市販ドリル・問題集選びで失敗したこと
私は娘のドリル・問題集選びで数々の失敗をしています。今回は私自身の失敗を3つに絞り込み!?、ご紹介します。
失敗1 難しすぎる問題で子どものやる気が消えかかった
「これくらい解けるようになってほしい」という親の思いで難易度高めのドリルを選んでしまうことってありませんか?以前の私がそうでした。難しすぎて解ける問題が少ないことで、娘のやる気がどんどん下がってしまいました。ついには、ドリルを見るだけで頭痛を訴えるほどに。
つい難しい問題にチャレンジしてほしいと思ってしまいがちですが、子どものレベルに合っていないと勉強嫌いになってしまう可能性があることを経験し、親として大反省した出来事でした。
自信がない… もう勉強なんてしたくない。
私はこの失敗で、ドリル・問題集が子どものレベルに合っているかを確認することの重要性を実感しました。
とはいっても、日々子どもの家庭学習で丸つけをしている親御さんでないと、なかなか子どもの学力を理解するのは難しいですよね。
そんなときは、基礎編・基本編などの易しいドリル・問題集から選んでおくと安心です。
もしお子さんが「簡単すぎる」と言ったとしても、スラスラ解けたことは自信につながります。
しかし簡単すぎてどうしてもやる気が上がらない場合は、もったいないと思わずにドリルや問題集を買い替えることも必要です。
正直なところ子どもの丸つけは面倒ですよね。
でも、子どもの理解度を知るには親が丸つけをするのが一番いい方法だと私は思っています。
子どもの理解度がわかると問題集選びがグーンと楽になります。
失敗から学んだこと
- 「このくらいの問題が解けるようになってほしい」という親の希望で選ばないこと
- ドリル・問題集は基礎・基本からはじめ徐々にステップアップする
- 難易度が子どもに合っていない場合はもったいないと思わず買い替える
失敗2 解説がわかりづらく丸つけが進まなかった
我が家では子どもの理解度を把握しておきたいこともあり、丸つけは私がしています。
この丸つけがスムーズにいくかどうかは、解答の解説が大きく影響すると思っています。
解説が問題集より分厚い教材を使っていたら、丸つけがなかなか進みませんでした。分厚くわかりづらい解説は丸つけに時間がかかって、私自身がやる気を失ってしまった時期がありました。
私が丸つけをサボりはじめると、不思議なくらい娘も勉強のやる気が下がります。
回答の解説との相性を見つけるまでは少し時間がかかりますが、見つかるとドリル選びは少し楽になります。例えばシリーズ、監修している先生、出版社などから選ぶ範囲が絞り込めてきます。
失敗から学んだこと
- 分厚い解説やわかりにくい解説のドリル・問題集は丸つけに時間がかかる
- 相性のいい解答の解説を見つけると問題集選びが楽になります。
失敗3 1回の量が多くて子どもが不安になった
1回分の量が多いと「こんなにできるかな…」という不安が学習のジャマをしてしまいます。1問解くたびにページをめくり「まだこんなにあるの?」と、勉強に集中できませんでした。
この不安な気持ちはできる限り少ないほうがいいなと思いました。
1回分が見開き1ページ、もしくは両面1ページと少ない問題集に買い替えたら、「あとどのくらいやらないといけないのかな…」という不安がなくなり、集中できるようになりました。
失敗から学んだこと
- 1回分の量が多すぎるドリル・問題集は集中力が低下させる
- 1回分の量が少ないドリルを選ぶ
以上が厳選した!?3つの失敗談です。
数々の失敗を経て、市販ドリル・問題集選びのポイントがわかってきました。
続いて、小学生の市販ドリル・問題集の上手な選び方を5つ解説します。
小学生の市販ドリル・問題集の上手選び方
子どものドリル・問題集選びはなるべく失敗したくないですよね。
失敗をゼロにはできないけれど、みなさんが大きな失敗を避けることができたらと思い、私自身が失敗から学んだ市販ドリル・問題集の上手な選び方を5つにまとめました。
小学生の市販ドリル・問題集の上手な選び方
- 目的に合っているか
- 子どものレベルに合っているか
- 1回の量は多すぎないか
- 続けられそうな工夫があるか
- 解説がわかりやすいか
それでは、ひとつずつ解説します。
目的に合っているか
お子さんにドリルや問題集をさせる目的は何でしょうか。
家庭学習の習慣を身につけてほしい、苦手科目を克服したい、中学受験対策など家庭学習の目的は様々ですよね。
家庭学習の目的を思いつくまま挙げてみました。
- 家庭学習の習慣をつける
- 苦手の克服
- 得意の強化
- 夏休み・春休みの長期休み用
- 中学受験
この目的に応じて、問題集を選ぶことが大切です。
家庭学習の習慣をつけるなら、1回分が5~15分で難易度は易しめなドリルがオススメです。
勉強時間は短くてもいいので、続けられそうなものを選びましょう。
苦手の克服は、特定の分野に特化したドリル・問題集がオススメです。例えば算数であれば「図形」「計算」「文章題」などに分かれていて苦手に集中してアプローチできる教材を選ぶといいと思います。
得意の強化は、「難問に挑戦する」「思考力を鍛える」ということが目当てになっているドリル・問題集を選びましょう。
夏休み・春休み用のドリルは、休みの期間に終えられそうなものを選ぶと達成感が得られます。
中学受験を目的にした問題集選びは、Amazonや楽天ブックスなどの口コミや中学受験を目指さして家庭学習している方のブログが参考になります。
低学年の頃の目的と高学年になってからの目的は変わることが多いと思います。
ドリル・問題集は目的によって柔軟に選び直しましょう。
子どものレベルに合っているか
問題集の難易度は、お子さんの学力に合っていますか?
子どものレベルに合っているかどうかを判断するのはとても難しいです。
実は我が家も難しすぎたり、簡単すぎたりということがあり何冊もドリルを買い直したことがあります。
本屋さんでは「迷ったら、難易度が低いほうを選ぶ」を呪文のように唱えることにしています(笑)
問題集の難易度がお子さんと合っていないときは、もったいないかもしれませんが、早めに買い替える決断も必要です。
1回の量は多すぎないか
1回の量はお子さんが集中できる量になっていますか?
1回の量が少なく、細かいステップで進める構成になっていると達成感を得られます。
「こんなに勉強しないといけないの?」と思うより、「このくらいだったら勉強できる」と思えることが大切です。
1回の量が少ないとメリットが多いと感じています。
例えば区切りが短いので途中で休憩をはさみやすいし、2回分できたら子どもの自信にもつながります。
難易度が上がると1回分のページ数はだんだん増えてきますが、1回の中がSTEPで区切られている問題集なら集中して勉強しやすいと思います。
1回分の量が少ないオススメなドリル
ドラゴンドリル
1回分は両面1ページ。サクサク進むので、達成感を感じられるドリルです。
細かいSTEPで区切られているオススメなドリル
論理エンジン
各回がSTEP1~5で構成されているので、区切りが付けやすいです。
続けられそうな工夫があるか
ドリル・問題集にはお子さんが続けられそうな工夫がありますか?
家という環境で家庭学習を続けていくためには、親の声がけはもちろんですが問題集に続ける仕組みがあるかどうかも重要です。
低学年のうちはシールやアプリで続けられ工夫があるドリルがオススメです。
ポイントは日々の勉強で子どもが達成感を得られるか。
達成感といってもたったシール1枚でも効果があります。※お子さんによってはアプリでポイントを貯めるなどのほうが向いている場合もあります。
解説がわかりやすいか
解答の解説は分厚過ぎず、分かりやすいですか?
問題を解いた後の見直しをする際、解説がわかりづらいと手が止まってしまいます。
算数は答えだけでなく途中式が書かれているもの、国語の場合は正解となる回答の目安だったり正解例が記載されているものを選ぶようにしています。
理解するのに時間がかかる解説は、親の負担が大きくなってしまうので、解説との相性を確認することをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
小学生のドリル・問題集を上手に選ぶ方法について解説しました。
本屋さんでたくさんのドリルを目の前にすると何を選んでよいのか、迷ってしまいますよね。
そんなときに、選び方のヒントとしてお役に立てたらうれしいです。
上手な選び方は次の5つです。
- 目的にあっているか
- 子どものレベルに合っているか
- 1回の量は多すぎないか
- 続けられそうな工夫があるか
- 解説がわかりやすいか
お子さんの家庭学習が楽しく進みますように