書いて学ぶタブレット教材って何?
通信教育は紙(テキスト)派の我が家が、今気になっているタブレット教材がスマイルゼミです。
今回資料請求をしたり、オンラインセミナーに参加してとことん調べてみました!
いきなりですが、資料をひととおり読んだ感想をはじめにお伝えします。
感想を一言でいうと、「スマイルゼミは書くことにかなりこだわっている」と感じました。
タブレット教材は、解答を選択して勉強を進めるイメージで「書く」という動作は少ないと思っていました。
スマイルゼミでは書いて答える問題があったり、雑に書いた文字を書き直すように教えてくれるんです。
私の中でタブレット教材のイメージが大きく変わった「スマイルゼミ」の概要について解説します。
スマイルゼミについて
スマイルゼミは『次の「あたりまえ」をつくる』のジャストシステムの通信教育サービスです。
ジャストシステムと言えば、ATOKなどシステムに強い会社のイメージです。
スマイルゼミは、タッチペンや手をついて書ける、字の雑さを指摘してくれるなどシステム会社の強みがでている教材です。
料金
正直に言うと、スマイルゼミの料金は他の通信教材と比べて少しわかりにくいです。
料金の仕組みについて理解しておきましょう。
スマイルゼミの料金は、会費以外に専用タブレット代がかかります。
また、オプション「タブレットあんしんサポート」※を付けることもできます。
※タブレットあんしんサポートとは、落下などによる破損などを保証してくれるサービスです。
スマイルゼミの料金は少しイメージがわきづらいので、具体的な例で確認してみます。
【小学4年生のお子さんが12ヶ月一括払い・専用タブレット代一括払いで1年続けた場合】
会費 4,840円x12ヶ月分=58,080円 + 専用タブレット代 10,978円 + タブレットあんしんサポート 3,960円 = 73,018円 / 年
73,018円 ÷ 12ヶ月 = 約6,085円 / 月
タブレット代には注意が必要です。なぜなら、退会の時期によっては、タブレット代金の追加請求があるからです。
入会期間 | 追加請求の額 |
6か月未満 | 29,820円(税込 32,802円) |
6か月以上、12か月未満 | 6,980円(税込 7,678円) |
タブレット代を踏まえると、スマイルゼミは一度入会したら1年以上続けることが望ましいですね。
スマイルゼミは入会のハードルが少し高い通信教育だと感じました。
一方で、体験会で実際にタブレットで学習してみる機会や約2週間自宅でお試しできる全額返金保証もあるので、入会前にしっかりと確認できる仕組みが整っています。
学年ごとに会費が異なりますので、お子さんの学年がいくらかチェックしてみてください。
会費(毎月払い・税込)
スマイルゼミ | A社タブレット教材 | |
1年生 | 4,268円 | 3,930円 |
2年生 | 4,510円 | 3,930円 |
3年生 | 5,170円 | 4,490円 |
4年生 | 5,830円 | 5,080円 |
5年生 | 6,710円 | 6,080円 |
6年生 | 7,260円 | 6,540円 |
12ヶ月一括払い
スマイルゼミ | A社タブレット教材 | |
1年生 | 3,278円 | 3,180円 |
2年生 | 3,520円 | 3,180円 |
3年生 | 4,180円 | 3,740円 |
4年生 | 4,840円 | 4,530円 |
5年生 | 5,720円 | 5,420円 |
6年生 | 6,270円 | 5,830円 |
続いて、スマイルゼミのコースについて説明します。
コース
スマイルゼミのコースは、「標準コース」と「発展コース」の2つがあります。
2つのコースの違いを比較表にまとめました。
【「標準コース」と「発展コース」の比較表】
標準コース | 発展コース | |
1ヶ月の講座数 | 約30講座 | 約40講座 |
1講座あたりの学習時間 | 約15分 | 約15~20分 |
とき方動画 | ー | 〇 |
どちらがいいか悩むときは「標準コース」からスタートするのがオススメです。
Q.コースは変更できるの?
変更できます。年度の途中でも可能なので、夏休みや冬休みなどの長期のお休み期間は発展コースにしてみるといった使い方もできるんです!
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続いてスマイルゼミの気になる点やオススメな点を、小学生ママの視点でまとめましたので、解説していきたいと思います。
スマイルゼミの気になる点
スマイルゼミの気になる点を3つピックアップしました。
- 図書館や学童では使えない
- ご褒美のゲームにはまってしまわないか心配
- 筆算や途中式の履歴が残らない
それではひとつずつ見ていきましょう。
図書館や学童では使えない
一つ目はスマイルゼミというよりタブレット教材によるデメリットです。
タブレット教材のため、図書館や学童には持ち込めない可能性が高いです。
本来持ち運びに便利なタブレット教材ですが、小学生の場合、タブレット教材は逆に勉強する場所が限定されてしまうということがあると感じています。
学童に通っているお子さんの場合は、家ではスマイルゼミ、学童や図書館では市販のドリルなど使い分ける必要があるかもしれません。
ご褒美のゲームにはまってしまわないか心配
スマイルゼミでは、勉強した分ゲームなどが楽しめる「スターアプリ」というシステムが用意されています。
やる気が高まる仕組みでいいなと思います。
ただ、お子さんによってはゲームがメインになってしまわないかという点が気になりました。
「スターアプリ」について調べてみると、使用時間を設定することができたり、オフにすることもできます。
お子さんの性格にあった設定を親ができれば「ゲームにはまってしまう」という状況は回避できそうです。
筆算や途中式の履歴が残らない
サポートセンターに電話で問い合わせてみました。
タブレット上で筆算を計算できるのですが、次の問題へ進むと消去されてしまいせっかく書いた筆算の履歴は残らないそうです。※2022年7月時点の情報です。
紙教材では筆算や途中式が残るので、子どもがどこまで理解できていてどこからつまづいているのかを知れるのですが、スマイルゼミの場合はそういった途中経過が残らないことになります。
私がスマイルゼミで一番気になっているのはこの点です。
次に、スマイルゼミのオススメな点を見ていきましょう。
スマイルゼミのオススメな点
スマイルゼミのオススメな点を7つ挙げました。
- タッチペンが書きやすい
- 無学年式のコアトレが無料
- 起動後表示される「今日のミッション」からすぐに取り組める
- 「みまもるトーク」でやりとりができるから働くママも安心
- 同じレベルの仲間と競い合ってモチベーションアップ!
- 漢検対策ができてしかも受験料も無料
- 親の負担が軽くなる仕組みが充実
それではひとつずつ解説します。
タッチペンが書きやすい
タッチペンには、1.7mmのペン先と消しゴム機能がついていて、まるで消しゴム付きの鉛筆のようです。
学校のタブレットではタッチペンで書くと字が太くなってしまうのがとても気になっていました。スマイルゼミのタッチペンはペン先が1.7mmなので細かい字が書ける点が魅力です。
また画面に手をついて書けるのも特徴です。
無学年式のコアトレが無料
無学年式の「コアトレ」で中学レベルの国語と算数まで自由に取り組むことができます。
しかもコアトレは無料!
苦手はさかのぼって、得意は先へと自由自在に学習できるのがうれしいポイントです。
娘が中学受験をすると決めたとき、算数の先取り学習をしておけたら、中学受験用の勉強にスムーズに移行できただろうなと感じました。
起動後表示される「今日のミッション」からすぐに取り組める
(引用元:スマイルゼミ資料)
「さあ、勉強をはじめよう!」と言ってから教材を準備すると、その間に子どものやる気が下がってしまうことがあります。
「えっ、さっきまでやる気あったのに1~2分でもうやる気が下がったの?」と、驚くほど子どもの勉強へのモチベーションは下がりやすいと感じています。
子どものやる気を上げるのは難しいけれど、下がるのはあっという間です。
そのため、我が家では娘に「さあ勉強をはじめよう」と声かけする10分ほど前に私が教材をテーブルの上に準備しておくという作業が必要になります。
でもスマイルゼミの場合は、タブレットを起動後に今日することが表示される「今日のミッション」という機能があるので、子どものやる気が下がる前にすぐ勉強をはじめられます。
親の負担も軽くなるし、勉強をスムーズにはじめられるし、とてもありがたい機能です!
「みまもるトーク」でやりとりができるから働くママも安心
タブレット教材は自動で採点してくれるし親がその都度関わらなくてもいいのが楽なのですが、子どもの様子がわからないというデメリットもあります。
(引用元:スマイルゼミ資料)
タブレット教材は便利だと思うけど、子どもの理解度や勉強の様子がわかりにくい…
「みまもるトーク」では、勉強の結果をお知らせしてくれたり、親子のコミュニケーションがとれます。
「みまもるトーク」は、親のスマートフォンと子どものスマイルタブレットでメッセージを送受信できるんです。※「みまもるトーク」のスマホアプリは無料でダウンロードできます。
スタンプも用意されているから、仕事の休憩時間にサッと返信できそう!
スマホを持っていない娘。
スマイルタブレットがあれば「これから〇〇公園で遊んでくるね」といったメッセージを送ることができるんです。これは便利!
同じレベルの仲間と競い合ってモチベーションアップ!
集団塾と違い、通信教育は一人でコツコツと進める孤独な世界でもあるんです。
でもスマイルゼミでは、同じレベルの仲間と競い合える仕組み「みんトレ」があります。
「みんトレ」は仲間と切磋琢磨するいい機会になりそう。
漢検対策ができてしかも受験料も無料
スマイルゼミは漢検にも対応していて、漢字能力検定を無料で受験することもできます。
スマイルゼミ小学生コース受講者の漢検合格率は95.9%。(2020年第2回の結果)
参考までに漢検検定料です。
受検級 | 検定料(税込) |
1級 | 6,000円 |
準1級 | 5,500円 |
2級 | 4,500円 |
準2~4級 | 各3,500円 |
5~7級 | 各3,000円 |
8~10級 | 各2,500円 |
(引用元:日本漢字能力検定協会)
親の負担が軽くなる仕組みが充実
「スマイルゼミ全国学力診断テスト」で学力結果の見える化と分析をしてくれます。
テスト結果の分析はとても大切です。でも自分で分析しようとすると手間がかかるんです。
「みまもるネット」で学習状況を把握できるのも親の負担を軽くしてくれます。
タブレット教材のメリットは、親の負担軽減につながる内容が多いなぁと感じます。
アナログ派(紙・テキスト派)だけど、親の負担が重すぎると感じている方、タブレット教材に興味があるけど書くことにもこだわりたいという方にスマイルゼミはオススメです。
スマイルゼミは気になるけど、子どもが続けられず、早いタイミングで退会になったらタブレット代が追加請求されるし、どうしよう…
そんなときは入会前に体験できるサービスをフル活用することをオススメします。
それでは、入会前に体験できるサービスについて説明します。
スマイルゼミは入会前に体験できるサービスが充実
資料を読んでいて、スマイルゼミは入会までのハードルが高いなと感じていました。なぜならもしすぐに子どもがやめたいと言い出したら、タブレット代を追加で払わないとならないからです。
さらに、子どもの気持ちが変わって再入会したいとなったときには、タブレットの再購入が必要になります。
だからこそ、しっかりと確認してから入会したい!
とてもいい教材ということはわかったけど、子どもとの相性もあるし。どうしよう…。
スマイルゼミでは、入会前にお子さんが体験できる機会が用意されています。
- 体験会
- お試し入会
体験会
全国のショッピングモールや百貨店でスマイルゼミが開催されています。
スマイルゼミの資料の中に、体験会の会場のご案内が入っていました。
お近くで体験会を実施している場合は、買い物がてら体験してみるのもいいですね。
お試し入会
お試し入会とは、約2週間無料でスマイルゼミを体験することができるサービスです。
継続を希望しない場合は、期限内に退会手続きを行ない、タブレットを返却すると全額返金されます。
2週間お子さんに取り組んでもらえば、続けられるかどうか判断できそうです。
スマイルゼミをじっくり検討するには資料請求は夏休みや冬休み、春休みなど学校の長期休暇の前に、お試し入会は長期のお休み中に合わせることをオススメします。
- 資料請求
- 体験会
- お試し入会 ※お試し入会後に退会する場合は期限内に退会の手続きが必要です。
- 入会
最後に内容を振り返ります。
まとめ
スマイルゼミは書くことにこだわったタブレット教材です。
注意点は、1年以上継続しない場合タブレット代が追加請求される点です。
他の通信教育より、入会までのハードルが高くて慎重になってしまうと思います。私も慎重に検討しているひとりです。
だからこそ、体験会などで実際にお子さんにスマイルゼミを使ってもらい、スマイルゼミとお子さんの相性を確認しておきたいですよね。
夏休みや冬休み、春休みの学校の長期お休み前に、スマイルゼミの資料請求・体験をしてみませんか。