中学受験の算数で多くの受験生を悩ませるているのが「図形」です。
特に立体図形や回転体、展開図などは、なかなかすぐには身につかない空間認識能力が求められます。
この記事では、中学受験を考えているご家庭に向けて、中学受験経験者の私たち親子が図形センスを育むおすすめ問題集や教材を5つ厳選してご紹介します。
それぞれの教材の特徴やメリット、デメリットを親の目線で解説しました。
また、図形問題が得意な子の共通点や、図形問題が苦手な子の悩みにお答えします。

我が家では小6から本格的に中学受験の集団塾に通いはじめました。
遅めの塾通いでしたが、算数の図形が得意だったことに何度も救われました。
我が家の経験談とともに、図形のセンスを育てる教材をご紹介します。
図形センスは短期間では育たないため、早期からの対策が有効です。
「幼少期にあまり図形に親しむことができなかった…」という場合でも大丈夫です。
小学生からでも間に合います。
今回厳選した5つの問題集や教材の中には、小学生からでも図形センスを育める教材があるので、ぜひチェックしてみてください。
\ 自己紹介 /
- 第一志望の中堅校に合格
- 小5から算数のみ個別指導塾
- 小6から集団塾に入塾
- 得意科目は算数(特に図形)と理科
- 苦手科目は国語と社会(地理)
管理人トマミーと娘のトマトです。


中学受験の算数は「図形」で決まる?
中学受験の算数では、図形問題は合否を分けるとても重要な分野です。
なぜなら、図形問題は配点の割合が高い傾向があることと、得意な子苦手な子の差が大きいからです。
我が家の娘の第一志望校と第二志望校の試験問題から、実際に図形問題がどのくらいを占めるのか確認してみました。
図形問題の配点が高い

我が家の娘が受験した2つの私立中学校の入試問題を例に、算数の分野別配点を調べてみました。
学校で差はあるものの、図形問題は30~35%を占めていました。
また図形問題は1問あたりの配点が大きいため、図形が得意だと算数の得点の底上げにつながります。
「図形センス」は急に育たないのでライバルと差をつけられる
図形センスは、短期間の詰め込みではなかなか身につきません。
空間認識能力や図形を頭の中でイメージする力は、長期間にわたる経験の積み重ねによって育まれます。
だからこそ、早い段階から図形に親しんでいる子とそうでない子では、中学受験の図形問題で大きな差が生まれてしまうこともあるんです。
6年生になってからあわてて図形対策をはじめても、図形センスが身についている子にはなかなか追いつけないのが現実です。
逆に言えば、未就学児、低学年や中学年のうちから楽しく図形に触れておくことは、中学受験でお子さんの大きな強みになる可能性があります。
図形問題に救われた我が家の経験談


我が家の経験談を少しご紹介します。
集団塾の通塾が小6~と遅めのスタートだったため、テストの度にクラス最下位で自信を失っていました。
ただし、展開図、立体図形や図形の移動はとても得意だったため、クラスでひとりだけ正解することもありました。
自信を失うことが多かった娘にとって、図形問題は自信をつけてくれる存在でした。
私は娘の中学受験の経験を通して、図形が得意なことは大きな強みになると感じました。
娘の志望校では毎年「図形の移動」問題が出題されていて配点も高かったため、入試でも図形に救われたと思います。
【徹底比較】図形センスを育むおすすめ問題集・教材5選
ここからは、中学受験経験者の私たち親子が図形センスを育むおすすめ問題集・教材を5つ厳選してご紹介します。
各教材の特徴、対象年齢・学年、料金、親の関与度、教材の難易度を表にまとめました。
【おすすめ教材の比較表】
| 教材名 | 対象年齢 | 形式 | 料金(税込) | 特徴 | 難易度 | 親の 関与度 |
| マグフォーマー | 3歳頃~ | パズル | 1セット 3,300円~ | ・磁石でくっつくパズル ・組み立て遊びから想像力が広がる | 易 | やや 少 |
| 算数ラボ 図形 | 小1〜中1 | 紙 | 1冊1,210円 | ・10~6級までありステップアップできる | 易~やや難 | 多 |
| 図形の極 | 小1〜小6 | 紙+ 映像 +授業 | 集団講座 6,820円/月 個別講座 9,350円/月 ※別途教材費 | ・アプリ+テキストのハイブリット学習 ・進級方式なのでスモールステップで進められる。 | 易~難 | やや少 |
| ハイレベ100 さんすう・算数 | 小1〜小3 | 紙 | 1冊990円 | ・基本から応用まで網羅 ・問題数が多い | 易~難 | 多 |
| シンクシンク | 年少~小6 | アプリ | スタンダード450円/月 プレミアム980円/月 | ・ゲーム感覚で図形のイメージ力が育つ | 易~難 | 少 |
それではひとつずつ見ていきましょう。
マグフォーマ―

マグフォーマ―は、辺と辺をカチカチつなげて遊ぶ「磁石でくっつくパズル」です。
| 対象年齢 | 3歳頃~ |
| 料金(税込) | 1セット 3,300円~ |
平面と立体を自由に行き来できるため、組み立てているうちに難しい図形や立体も自然とわかるようになってきます。
| メリット | デメリット |
| ・平面でつくった展開図を自分の手で立体にできる ・ベーシック~クリエイティブまでシリーズがあるので成長に合わせて選べる | ・持ち運びに不便 ・これだけでは中学受験の対策ができない |
こんなご家庭・お子さんにおすすめ
- 未就学児から図形のセンスを磨いていきたいと考えているご家庭
- 楽しく図形センスを養っていきたいご家庭

我が家では娘が保育園でよく遊んでいたことが、「マグフォーマ―」の購入のきっかけになりました。小学校低学年でマグフォーマ―は卒業したものの、中学受験期にも展開図を理解する際に活用しました!
算数ラボ 図形

「算数ラボ 図形」は、空間認識力を育てる図形に特化した問題集です。
| 対象年齢 | 小1〜中1 |
| 料金(税込) | 1冊 1,210円 |
| メリット | デメリット |
| ・10級~6級があるので、お子さんのレベルに合った級から始めることができる ・色々なパターンの問題がランダムに出題されるので、飽きにくい | ・問題数は多くない ・中学受験対策としては易しめ |

問題の右上を見ると、空間認識力の観点を「形を変える」、「図形を動かす」、「方向を変える」のどれに該当する問題かわかります。
こんなご家庭・お子さんにおすすめ
- 同じ問題が続くと飽きてしまうお子さん
- 図形に特化した問題集を探しているご家庭

算数ラボは、「形を変える」、「図形を動かす」、「方向を変える」のどこが得意でどこが苦手かわかりやすいため、中学受験に向けた対策がとりやすいんです。
図形の極

図形の極は、図形のイメージング力を養う「アニメーション+テキスト」のハイブリッド教材です。
| 対象年齢 | 小1〜小6 |
| 料金(税込) | 集団講座 6,820円/月、個別講座 9,350円/月 ※別途教材費 |
| メリット | デメリット |
| ・アプリとテキストで理解を深められる ・わからないことは先生に質問できる ・中学受験につながる問題が多い | ・市販の問題集と比べると料金が高い |
アプリで図形の動きを理解してから、テキスト(紙)で実際に問題を解いていきます。
もしわからないことがあったら、zoom勉強会やLINEで先生に質問ができます。
また、個別講座コースを選択すると月1回45分のzoomスクーリングがついてきます。

こんなご家庭・お子さんにおすすめ
- 図形のイメージング力を育てたいご家庭
- 市販の問題集は続かなかったお子さん
- 中学受験に向けた勉強をしておきたいご家庭

図形の極は、立体図形はもちろん、展開図、比、動く図形など中学受験と関連する問題が多いんです。
そしてアプリの学習だけでなく、テキスト(紙)で実際に問題を解くことは中学受験でも力になります。
ハイレベ さんすう・算数

ハイレベ100は、100回のテストで学年を超えて先取りした問題にもチャレンジできる問題集です。
| 対象年齢 | 小1〜小3 |
| 料金(税込) | 1冊990円 |
| メリット | デメリット |
| ・基本問題から難しい問題までを網羅している ・中学受験の基礎となる重さの単位などを学べる ・問題数が多いのでたくさん演習できる | ・図形に特化していないため、図形の問題数が少ない ・対象学年は小1~小3までと限定的 |

ハイレベ100は図形に特化した問題集ではないため、算数全般を学習するのに向いています。

こんなご家庭・お子さんにおすすめ
- 図形だけでなく、算数全般の学習を進めておきたいご家庭
- 問題をたくさん解くことが好きなお子さん

じっくり考えないと解けない問題もあるので、子供だけでなく親も熱中してしまいます。
シンクシンク

シンクシンクは、空間認識や論理思考などの考えるための土台となる力を育むアプリです。
| 対象年齢 | 年少~小6 |
| 料金(税込) | スタンダード450円、プレミアム980円 |
| メリット | デメリット |
| ・問題は120種類20,000題以上を収録 ・短い時間(1日10分)で取り組める ・ゲーム感覚でイメージ力を育てる | ・紙の学習が別途必要 |
イメージ力が「空間認識」「平面認識」「試行錯誤」「論理」「数的処理」の5分野に分類されているため、お子さんの得意、不得意がわかりやすいんです。

こんなご家庭・お子さんにおすすめ
- ゲーム形式で楽しく思考力を伸ばしたいと考えているご家庭

1日10分(3問)までの制限つきなので、やりすぎを防止できます。
【体験談】動く問題集!?「図形の極」を体験してわかったメリットと気になった点

この記事を読んでくださっている方の中には、問題集はやってみたけどお子さんの図形の苦手は克服できていないと悩んでいる方がいるかもしれません。
それは、お子さんの能力不足ではなく、図形を紙だけで勉強することの限界なのかもしれません。
そんなご家庭には「動く問題集!?」の図形の極がおすすめです。
娘の受験勉強に伴走しているなかで、図形は実際に動かしてみる行程があると、理解しやすいと感じていました。
図形の極はアニメーションで図形の動きや変化がわかるので、その後のテキスト(紙)で問題を解くときにイメージしやすいんです。

体験してわかったメリットと気になった点
私が一番いいと感じたのは、アニメーションで理解した後、紙の問題集でアウトプットする点です。
中学受験では、テスト(紙)にある図形を動かすことはできないので動くイメージができるかどうかがとても重要なんです。

(中受経験者の実感を込めて)紙の問題に慣れておくことは本当に大切だと思います。
一方で、気になった点もあります。
それは、市販の問題集に比べて料金が高いことです。
| 集団講座(zoom勉強会に参加し放題) | 6,820円(税込)/月 |
| 個別講座(1対1の個別zoomスクーリング月1回45分) | 9,350円(税込)/月 |
別途1冊あたり教材費2,750円+国内配送料605円がかかります。
ただし、アプリ+テキストのハイブリッド学習に加えて、zoomで集団指導または個別指導が受けられる内容を踏まえると、図形センスを育てる教材としてはとても魅力的だと私は思います。
まずは無料体験で、お子さんが楽しく学べそうか確認してみてください。

私が体験しました。
中学受験で出る問題に近いものもあったよ!
中学受験経験者が語る「図形が得意な子」の共通点

図形が得意な子の3つの共通点です。
- 手書きで図形を書くことに慣れている
- 手と頭を使って遊んでいた
- 「ここを折ったら・・・」など実際に自分で試してきた
上の3つのうち、「手と頭を使って遊んでいた」と「実際に自分で試してきた」を実践できる遊びとして、「折り紙」はとてもおすすめです。
実は我が家の娘は小さい頃から折り紙遊びが大好きで、中学生になった今でも週末になると折り紙をしています。

「親子でいっしょにあそぼう!おりがみ」は、未就学児や低学年のお子さんの折り紙デビューにおすすめです。
【Amazon】親子でいっしょに あそぼう!おりがみ

折り方の解説がとても丁寧なので、迷いなく折れます!

娘は、昔から平面作品や立体作品など色々なものを作っています。
我が家もはじめは簡単なものからはじめました。
正方形の折り紙を折って三角形にする、さらに折って小さな三角形にする、そんな簡単なことからでもいいと思います。
【Q&A】図形対策でよくある悩み
図形センスを育てるうえで、よくあるお悩みに回答していきます。
- Qいつからはじめればいいの?
- A
できれば未就学児や小学校低学年の頃から、図形遊びをしておくことがおすすめです。
遅くても小3くらいまでには図形を楽しく学ぶことをはじめておくと、中学受験で図形がお子さんの強みになると思います。
- Q空間認識は男の子のほうが得意って聞くけど、女の子でも大丈夫?
- A
はい、大丈夫です。
たしかに男の子のほうが小さい頃から、ブロック遊びや折り紙が得意な子が多い印象ですよね。
でも、私の周りでは、女の子でも小さい頃から図形遊びをしている子は図形問題が得意です。一方で男の子で図形問題が苦手な子も知っています。
性別の影響は多少あるかもしれませんが、女の子だからと諦める必要はないです。
- Q図形センスを育てたいけど、共働きで時間がない…
- A
図形センスを育てるための教材には様々なものがあります。
問題集やドリルは丸つけをしたり、ときには解説をする必要がありますが、アプリ教材はお子さんがひとりで取り組みやすいです。
ただし、中学受験を考えている場合はアプリ教材だけでなく、紙の教材で解くこともやっておくことをおすすめします。例えば、上でご紹介した「図形の極
」は、アプリ学習部分は子供一人で進められて、わからないことは先生がzoomで教えてくれます。
テキストの丸つけは親がすることになりますが、親の時間をあまりかけなくても進められる教材だと思います。
まとめ
中学受験に向けて図形センスを伸ばす問題集・教材を5つ厳選してご紹介しました。
未就学児、小学校低学年から遊びなどの体験を通して図形センスを育むことが大切です。
でも小学校中学年だからといって諦める必要はありません。
下記のチェックリストを参考に、お子さんに合った教材を選んでみてください。
- お子さんの学年は?
- 興味を示しそう?
- 予算は?
図形問題は中学受験算数の30~35%を占め、配点も高い傾向があります。
空間認識が苦手な場合でもお子さんに合った教材を継続していくことで、克服することも可能です。
そのためにも、楽しく続けることがとても大切です。
無理に詰め込もうとせず、「週末だけ」「1日15分~」程度からはじめてみましょう。
中学受験の勉強が本格的になる前に、図形センスを育てておきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お子さんに合った教材が見つかりますように。


