このままでは中学受験の社会が間に合わない…ということありませんか?
算数や国語に時間が取られてしまい、どうしても社会は後回しになりがちですよね。
我が家の娘はときどき塾のテキスト「新演習」を開いてはいたけど、本格的に社会の勉強をはじめたのは6年生の12月下旬からです。
※事情があって我が家では塾で社会を受講したのは2ヶ月間のみでした。
このままでは社会が間に合わない…とかなり焦りました。
4科受験から2科受験への切替も考えましたが、算数も国語もそれほど得意ではなかった娘にとって2科受験は現実的ではありませんでした。
我が家がなんとか間に合ったのは、「中学受験まるっとチェック社会」のおかげだと思っています。
今回は、中学受験社会の効率のいい勉強方法や我が家の活用した「中学受験まるっとチェック社会」をご紹介します。
社会の勉強が間に合うか不安だったり、社会の参考書や問題集を探している方のお役に立てればうれしいです。
はじめに、中学受験の社会を間に合わせるための効率のいい勉強方法からご紹介します。
間に合わない!中学受験社会の効率のいい勉強方法
中学受験では、算数や国語の勉強が優先されがちです。
気づくと、社会が進んでいない…という状態になっていることもあります。
コツコツ取り組んだほうがいいのはもちろんです。
ただし、社会はまとまった勉強時間を確保できなくても、効率良く勉強する方法があります。
また、完璧な状態を求めなければ、他の科目と違って短期間で間に合わせる方法もあるんです。
中学受験社会を効率よく勉強する5つの方法
- すき間時間を活用する
- お気に入りの問題集1冊を繰り返す
- 苦手な単元を確認する
- 過去問の傾向を探り、勉強する単元を絞る
- 時事問題は新聞で対策をしておく
中学受験社会が間に合わない!というときのヒントにしてみてください。
それではひとつずつ解説します。
すき間時間を活用する
トイレの壁に新聞の切り抜きや学習ポスターを貼って覚えたり、暗記カードを作ってすき間時間に覚える方法があります。
また、一問一答の音声も朝の支度をしながら、ご飯を食べながらできるので効率的に勉強できる便利なツールです。
お気に入りの問題集1冊を繰り返す
不安になればなるほど色々な問題集に手を出したくなりますが、不安なときこそ、「これ!という1冊」を選ぶことが大切です。
中学受験の社会が間に合わないという状況のときほど、お気に入りの問題集1冊を繰り返し解くことをオススメします。
ここで我が家の失敗談です。
6年の12月まで塾のテキスト「新演習」を見ていたのですが、塾のテキストだと子供が社会の勉強を嫌がるんです。「新演習」が悪いというわけではなく、うちの子との相性が良くなかっただけなんです。
なるべく早く市販の参考書や問題集を探してみればよかったのですが、手元にある塾のテキストを使わないなんてもったいないと私が思ってしまい、お気に入りの問題集を探したときにはすでに12月になっていました。
お気に入りの問題集は6年生の前半、遅くても夏休みまでに探しておいたほうがよかったと反省しました。
娘のお気に入り「中学受験まるっとチェック社会」については、このあと詳しく解説します。
苦手な単元を確認する
模試の結果から苦手な単元を確認しておきます。このときに得意な単元も確認しておくとさらにいいです。
我が家の一例をご紹介します。
スプレッドシートにデータを蓄積して、社会の苦手な単元を把握していました。
首都圏模試だと単元が「日本の地理」「日本の歴史」など広すぎる場合があるので、日本の歴史の中でもこの時代が弱いなど気づいたことをメモしておきました。
我が家では、このメモが受験直前期の勉強にとても役立ちました。
過去問の傾向を探り、勉強する単元を絞る
志望校の過去問の出題傾向を横に並べて、残り少ない勉強時間をどの単元に集中させるかを検討します。
出題傾向の項目は声の教育社の過去問前のほうにあるページ「出題傾向&対策」の表を参考にしています。
志望校の過去問が発売されたら、早めに入手して準備しておくと慌てずにすみます。
学校によって販売時期が変わりますので、事前にチェックしておくと安心です。
声の教育社公式サイトで販売時期が確認できます。
我が家の志望校3校の出題傾向例をご紹介します。
過去問の出題傾向を3校分並べてみると、「国土・自然・気候」の単元の出題が多いことがわかりました。
これだとざっくりしているので、もう一段階掘り下げてみるとさらに出題傾向が見えてきます。
「国土・自然・気候」の単元で多いのはどのような問題かを見ていくと、「雨温図」を使った問題がほぼ毎年出題されていることがわかってきました。
ここまでわかると「雨温図覚えるのが面倒くさい」などとは言っていられません。お気に入りの1冊で雨温図をしっかり理解していく必要があります。
参考になるかわからないのですが、以上が我が家の出題傾向の分析例でした。
時事問題は新聞で対策をしておく
社会が間に合わない!という状況でなければ、時事問題対策は直前期にまとめて覚える方法もあります。ただ、社会が間に合わない!という状況だと、時事問題対策に当てる時間がとれなくなってきます。
そのため、時事問題だけは子供新聞を読むなどの対策をしておくことをおすすめします。
中学受験社会の問題集を選ぶコツ
中学受験社会のお気に入りの問題集を選ぶ5つのコツです。
- 見開きで見やすい
- 繰り返し使える構成になっている
- 一問一答 クイズ形式でアウトプットできる
- 暗記シートで効率的に暗記できる
- 写真や画像が掲載されている
それではひとつずつ見ていきましょう。
見開きで見やすい
要点のまとめと問題が見開きになっていると、ページを行き来しなくていいので勉強がスムーズになります。
繰り返し使える構成になっている
一度勉強しただけではなかなか覚えられないからこそ、繰り返し使える構成になっているかどうかは教材選びのポイントです。
コピーをとらなくても繰り返し使えるような工夫があると、親の負担も軽くなります。
繰り返し使える構成とはどのようなものかというと、例えば回答欄が右側にあって回答欄を折って隠し何度も使えるような構成です。
一問一答 クイズ形式でアウトプットできる
他の科目もそうですが、特に暗記はアウトプットができるかどうかが重要です。
特に社会が苦手な子には一問一答のクイズ形式で覚えているかどうかを確認することをおすすめします。
我が家の社会が苦手な娘は要点のまとめを眺めて「OK!覚えたよ!」と言うタイプ。こういうタイプは問題を出してみると、だいたい答えられません。
暗記シートで効率的に暗記できる
暗記シートって便利ですよね。
私たち親世代も学生の頃、暗記シートを使って覚えた人が多いのではないでしょうか。
でも、社会が間に合わない!という状況のときって重要な箇所にマーカーを引く時間さえとれなかったりします。←我が家がこの状況でした。
本当は自分で内容を読んで重要な用語などにマーカーを引くことも大切な工程だと思います。
わかってはいるけどそんな余裕がないというときは、はじめから重要な内容が暗記シートで隠せる文字色になっていたら、超効率的です。
写真や画像が掲載されている
図やグラフなどがあったほうが理解や暗記がスムーズです。
特にお子さんの志望校の過去問で図やグラフがある場合は、図やグラフなども一緒に理解しておくといいと思います。
以上、中学受験社会の問題集を選ぶコツを解説しました。
続いて、私が選んだお気に入りの1冊をご紹介します。
我が家が選んだとっておきの1冊「まるっとチェック」を徹底レビュー
中学受験まるっとチェック社会について
定価 | 2,200円(税込) |
ページ数 | 167ページ ※別冊解答は含めない |
特徴 | 国立、私立中学の入試をめざす受験生が要点を効率よく学習できる工夫をした 「まとめ+問題集」です。 音声の一問一答で効率的に暗記できます。 |
我が家がまるっとチェックを選んだ理由
我が家では社会は親が問題を出題して子供が答えるというクイズ形式で覚えてきました。ただ6年の秋以降になると過去問のコピーや過去問の分析、受験スケジュールの確認、出願準備など親がやることは盛りだくさんです。
私もタスクに追われ、社会のクイズはできなくなってきました。
一問一答の音声があればいいなぁと考えはじめました。
また、子供も塾のテキストだとどうしても理解が進まず社会がほぼ手つかずになってしまいました。
塾のテキストは白黒で文章が多めだったので、カラーで図や写真が多めの問題集を探してみることにしました。
そんな我が家がまるっとチェックを選んだ理由は3つです。
- 1冊で地理、歴史、公民を網羅しているから
- 一問一答の音声がついているから
- 問題がシンプルでわかりやすいから
それではひとつずつ見ていきましょう。
1冊で地理、歴史、公民を網羅しているから
地理、歴史、公民がそれぞれ別冊になっているより、1冊で網羅されていたほうが使いやすいです。
一問一答の音声がついているから
中学受験まるっとチェック社会にはアプリで聞ける音声一問一答が付いています。
我が家では1.5倍で再生していました!
なんと、まるっとチェックのほかの教科の音声も無料で聞くことができます。
我が家は理科をダウンロードして使わせていただきました。
問題がシンプルでわかりやすいから
問題を理解するのに時間がかかるタイプなので、問題がシンプルでわかりやすい点がよかったです。
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まるっとチェックのお気に入りポイント
まるっとチェック社会を使ってみて「ここがいい!」というお気に入りポイントをご紹介します。
まるっとチェック社会のお気に入りポイント
- 入試の必出要点がわかりやすくまとまっている
- 一問一答の音声が短いのですき間時間に取り組みやすい
- 巻末の歴史人物や歴史年代が総まとめに便利!
- 暗記シートに対応している
- 何度も繰り返し勉強できる
それではひとつずつ見ていきましょう。
入試の必出要点がわかりやすくまとまっている
見開き左側にある要点のまとめは、文章短めで図やグラフもあってとてもわかりやすいです。
中学受験でおさえておきたい内容がまとめてあるので、基礎の振り返りができます。
時々登場する目玉アイコンには、ポイントとなる内容が記載されています。
一問一答の音声が短いので、すき間時間に取り組みやすい
音声は1つの単元につき7分ほどと短いので、すき間時間に取り組みやすいです。
※単元によっては9分くらいの場合もあります。
我が家では朝食後のちょっとしたすき間時間や寝る前のちょっとした時間に、一問一答の音声を流していました。
巻末の歴史人物や歴史年代が総まとめに便利!
受験本番1週間前からは、巻末の歴史人物や歴史年代のページが大活躍でした。
特に歴史人物は漢字で書けるかの確認もしました。
暗記シートに対応している
まるっとチェック社会は赤シートに対応しているため、改めて重要なところにマーカーを引かなくてもいい点が時間の節約になってよかったです。
何度も繰り返し勉強できる
見開き右側の理解度チェック!は、解答欄が右1列にまとまっているので、解答欄を折ることで何度も繰り返し問題を解くことができます。
まるっとチェックに取り組みはじめた時期
我が家がまるうっとチェックに取り組みはじめた時期は12月下旬です。
えっ、そんなにギリギリで大丈夫?と思いますよね。
正直に言うとこれはちょっと遅すぎました。我が家は2月の受験本番までに2回しか繰り返せませんでした。
もう少し早く取り組みはじめればよかったと思っています。
我が家の失敗を踏まえると、塾のテキストにこだわらず、お子さんが使いやすい教材を早めに用意することが大切だと感じています。
まるっとチェック1冊で充分だった?
我が家の場合は、娘の志望校が3校ともボリュームゾーン(首都圏模試偏差値45~60)且つ、社会の問題はクセがなく基礎を確認する問題が多く占めていることもあって、まるっとチェック1冊で充分でした。
もし、お子さんの志望校の出題傾向がクセがなく基本問題が多い場合は、まるっとチェックが向いているかもしれません。ぜひ気になる問題集と比較してみてください。
まとめ
今回は、「中学受験社会の勉強が間に合わない!」というときの効率的な勉強方法とオススメな問題集「中学受験まるっとチェック社会」をご紹介しました。
「このままでは間に合わないかも…」と不安なときほど、コレ!という問題集1冊に絞って繰り返し取り組んでみてください。
音声一問一答が付いている「中学受験まるっとチェック」は、すき間時間でもできるので社会の勉強時間が確保できなさそうという場合にオススメです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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