進研ゼミ小学講座って評判いいの?進研ゼミ小学講座の評判や口コミを知りたい。実際に使ったことがある人の正直な感想を知りたい。
進研ゼミの良いところ、悪いところを正直な感想をお伝えします。
小学1年の夏から小学4年の春までの約2年半進研ゼミを受講していた我が家の結論は、「小学校低学年に進研ゼミ小学講座を受講してよかった」です。
進研ゼミ小学講座を受講してよかった3つの理由
- 学習習慣が身についた
- 幅広い知識を楽しく学べた
- 親が子どもの理解度を確認する習慣がついた
一言でいうと、進研ゼミは親子にとって家庭学習への第一歩となった通信教材です。
はじめに進研ゼミのメリット・デメリット、続いて我が家が使っていたテキスト(紙)の教材のメリット・デメリット、そして我が家が進研ゼミを受講してよかったという結論にいたった3つの理由を詳しくご紹介します。
進研ゼミ小学講座のメリット
チャレンジを小学1年から2年半受講してわかった進研ゼミ小学講座のメリットです。
- 勉強の習慣が身につく
- 知識が広がる
- 九九と都道府県はチャレンジの付録が大活躍
- 努力賞のご褒美で家庭学習のやる気がアップする
それではひとつずつ解説します。
勉強の習慣が身につく
進研ゼミ小学講座の教材は教科書準拠で易しめの内容なので、家庭学習の習慣を身につけるのにちょうどいい難易度でした。
学習習慣を身につけるには、「これぐらいはできる!」と子どもが思える教材を選ぶことが重要です。難しい内容だと勉強嫌いになってしまう恐れがあるので、そういった意味でもチャレンジの易しめな内容は、子どもも自信をもって取り組めます。
知識が広がる
毎月届く教材「はてな?はっけん!ブック」(チャレンジ2年生)や「わくわく発見BOOK」(チャレンジ3年生)は、理科や社会を中心とした幅広いテーマが取り上げられている冊子です。
この冊子は厚さわずか2mmと、とても薄いのですが、たくさんの知識が詰まっています。
全ページカラーで、写真やイラストがたくさん載っている楽しい教材です。
娘は毎月付録よりこちらの雑誌を楽しみにしていて、繰り返し読んでいました。
今でも捨てられず、時々読み返しています。
「はてな?はっけん!ブック」と「わくわく発見BOOK」は絶対捨てないでね!
娘が教えてくれる知識は、ほぼこれらの冊子で読んだことでした。
例えばこんな感じの会話がよくありました。
ママ、知ってる? お味噌汁には「こうじ菌」、キムチには「にゅうさん菌」が入っているんだよ。菌には体に良い菌もあるんだよ。
へぇ、そうなんだ。どこで勉強したの?
「わくわく発見BOOK」だよ!
娘はこれをきっかけに善玉菌や悪玉菌に興味を示し、自由研究のテーマにしたことがあります。
子どもって何に興味を持つかわからないですよね。
だからこそ、幅広い知識に触れることが大切なんだと思いました。
仕事が忙しくて娘がにしっかりと向き合えていなかったときも、この冊子が娘の好奇心や知識を広げてくれました。
娘の知識の8割は、「はてな?はっけん!ブック」と「わくわく発見BOOK」からではないかと思っています(笑)
夕食のとき、お風呂の時間、そして寝る前、娘から出題されるクイズはほぼこれらの冊子からでした。 「えっ!?こんなことも知っているの?」と驚かされたり、「へぇ。こういうことに興味があるんだ」と子どもが気になっていることを知ることができたり、私たち親子にとって思い出の学習冊子です。
そして今(小学4年生)だから言えるのですが、低学年で触れた幅広い知識が中学受験の勉強に役立っていると感じています。
九九と都道府県はチャレンジの付録が大活躍
小学生と言えば、九九や都道府県など覚えることがたくさんありますよね。
娘は、九九も都道府県もチャレンジの付録で覚えました。
九九と都道府県を覚えるのに大活躍した付録の内容をご紹介します。
※付録の内容は変更となる場合がありますので、公式サイトからご確認ください。
九九・漢字バトルマシーン
コラショの九九の歌をお風呂で歌い、お風呂上りに九九バトルマシーンで強化しました。
九九・漢字バトルマシーンは、ゲーム好きな子にとてもオススメです。
娘は「負けないぞー!」と燃えていました(苦笑)
47都道府県バッチリパズル
正直にいうと、このパズルの第一印象は「思っていたのと違う…」でした。なぜなら、発砲スチロールのような安っぽい!?素材だったからです。
しかし、パズルを使いはじめて「47都道府県バッチリパズル」の良さがわかりました。
シートを変えることで、特産品や名所なども学習できる仕組みになっていてとてもよく考えられているパズルだなあと思います。
努力賞の魅力的なご褒美を目標にやる気が上がる
努力賞は、課題や実力診断テストを提出することでもらえるポイントを集めると点数に応じて商品と交換できるシステムです。
交換できる商品が子ども心をくすぐる物が多く、娘が2年半継続できたのも努力賞のおかげかもしれません!
同じクラスの子が同じものを持っていると、「次は何と交換する予定?」など話すきっかけになったそうです。
続いてデメリットも正直にお伝えしたいと思います。
進研ゼミ小学講座のデメリット
進研ゼミの受講で感じていたデメリットを3つ解説します。
- 子どもが興味を示さない付録もある
- 穴埋め問題が多い
- 説明が丁寧すぎる
それではひとつずつ見ていきましょう。
子どもが興味を示さない付録もある
ときには子どもが興味を示さない付録もあります。
娘の場合は「47都道府県県庁所在地バッチリポスター」と「やる気アップ ポケットハムちゃん」はあまり興味を示しませんでした。
特に「47都道府県県庁所在地バッチリポスター」は、「ダジャレが恥ずかしい」と言ってポスターは一度も使うことがありませんでした。
ただし他の付録はかなり使ってくれたし、付録があることが学習継続にもつながったので我が家にとっては付録があったことは良かったと感じています。
穴埋め問題が多い
チャレンジのワークブックはじっくり考えて解くというより、穴をどんどん埋めていくという感じの問題が多いです。そのため低学年から考える力をしっかりつけたいというご家庭にはあまり向いていないかもしれません。一方でまずは勉強の習慣を身に付けたいと思っているご家庭には、穴埋め問題が多い教材は子どもが取り組みやすいので、おすすめです。
説明が丁寧すぎる
こちらはかなり個人的な意見です。※参考程度にご覧いただけるとうれしいです。
娘は説明が長かったり、丁寧すぎると頭の中が混乱してしまうことがあります。学年が上がるにしたがって進研ゼミの説明で「この一行がないほうがスッキリしていてわかりやすいのに…」ということが増えてきました。
恐らく、娘がちょっと変わっているのかもしれません。
余談ですが、私もたまに話が長いと注意されます。
ママの話は長いことがあるから、短めにまとめて話してね。
生意気ですよね(苦笑)
本当に個人差があるところなので、丁寧な説明が進研ゼミの良さだと感じる場合のほうが多いかもしれません。
我が家では、タブレットではなく紙の教材を使い続けてきました。
テキストのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
テキスト(紙)のチャレンジのメリット
進研ゼミのテキスト(紙)の教材の良かった点を3つご紹介します。
- 勉強の理解度を親が把握できる
- デジタルから離れる時間が作れる
- 夏休みの学童用にドリルを用意しなくてもいい
それではひとつずつ見ていきましょう。
勉強の理解度を親が把握できる
紙の教材では親が子どもの学習を見る機会が多くなるため、子どもがどこを理解していてどこを理解できていないかを把握しやすいです。
この子どもの理解度を把握するというプロセスは、家庭学習の上で重要なポイントとなります。
このプロセスが機能してくると、家庭学習の効率アップにもつなげることができます。
デジタルから離れる時間を作れる
娘はゲーム好きなので、チャレンジタッチ(タブレット教材)のほうが向いているのではないかと考えたこともありました。また小学生のうちから、タブレットを使った学習に慣れておいたほうがいいのではないかとも思ったこともありました。
普通に考えれば、ゲーム好きな子はタブレット教材のほうが良さそうですよね。
しかし我が家では、2年半紙教材を続けました。
それはなぜでしょうか。
紙教材を続けた理由は、「ゲーム好きだからこそ、勉強とゲームのメリハリをつけたかった」からです。勉強をアナログに寄せ、ゲームはデジタルという区切りをできる限り作っておきたかったのです。※サブ教材にデジタル教材を使うことはあります。
たくさんの教材を持ち運ぶことなく色々な学習コンテンツにアクセスできるのはタブレット教材の良さでもあるのですが、注意が色々なところに向いてしまい勉強嫌いの娘は集中できないのではないかと私は考えました。
集中力があまりなかった娘にとって、目の前には今勉強するものだけがある、そんなアナログの環境を整えた方がいいと思いました。
夏休みの学童用にドリルを用意しなくてもいい
学童の自習時間で、チャレンジのワークブックや実力アップチャレンジのドリルが大活躍でした。同じようにチャレンジのドリルを自習時間で取り組んでいた子は多かったと娘から聞きました。
学童では基本的にひとりで学習するので、難しすぎないひとちでも進められるチャレンジの教材は自習にピッタリでした。
では続いてテキスト(紙)のチャレンジのデメリットを見ていきましょう。
テキスト(紙)のチャレンジのデメリット
チャレンジのテキスト教材のデメリットを3つ解説します。
- 親の丸つけと回答分析が必要
- チャレンジタッチでは勉強した分の学習ゲームができるけど、紙教材にはない
- 教材の定期的な断捨離が必要
それではひとつずつ見ていきましょう。
親の丸つけと回答分析が必要
チャレンジタッチだと自動採点してくれるので親の丸つけが不要です。
一方、チャレンジ(紙教材)だと丸つけが必要になります。
そして、チャレンジタッチでは1ヶ月の取り組みや正答状況を分析して忘れたころに問題を出題してくれるという機能がありますが、チャレンジ(紙教材)にはありません。
チャレンジタッチではやってくれる丸つけ、回答分析や解き直しの促しをテキスト教材を選択すると親がすることになります。
回答の分析は娘が1年生、2年生の頃はほとんどできていなかったです。
娘が3年生になった頃、やっと私もエイヤッと気合いを入れ、娘の回答を分析するようになりました。もう少し早くはじめればよかったです。
チャレンジタッチでは勉強した分の学習ゲームができるけど、紙教材にはない
タブレット学習と比べて、紙教材は子どもが学習習慣を身につけるまでに時間がかかると思います。
テキスト学習はゲーム要素があまりないので、子どもと親のやる気がないとなかなか継続できません。
教材の定期的な断捨離が必要
毎月届く教材は半年も経つとかなりの量になります。そのため、紙教材の場合は定期的な断捨離が必要です。
親子で「これだけは捨てられない」と思うものを話し合っておきましょう。
進研ゼミを受講した感想
2年半進研ゼミ小学講座を受講した我が家の結論は、「小学校低学年で進研ゼミを受講してよかった」です。
- 学習習慣が身についた
- 幅広い知識が楽しく学べた
- 親が子どもの理解度を確認する習慣がついた
ではなぜ進研ゼミを退会したかとういうと、娘が進研ゼミの丁寧すぎる説明に頭が混乱することが増えたことと、中学受験に向けた勉強に切り替えるためでした。
それでも2ヶ月ほど退会するかどうか迷いました。その一番の理由は「わくわく発見BOOK」が読めなくなることでした。
ベネッセへ電話で確認もしたのですが、「わくわく発見BOOK」個別の販売はしておらず、進研ゼミの中学受験コースには付いていないとのことでした。※最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
その結果、我が家は進研ゼミ小学講座を退会することを決めました。
中学受験を目指すことが大きなきっかけとなり退会しましたが、小学生の家庭学習にはとてもいい教材だと思います。低学年からはじめることをオススメします。
資料請求・申込みは公式サイトへ >> 進研ゼミ小学講座
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